2017年入社

大倉 慶亮 小売課 店長

2017 年4月入社。中川政七商店 東京本店に配属。2018 年9月、中川政七商店マークイズみなとみらい店の店⾧に就任。
2019 年5月には社内公募制度を利用して、店⾧として再び中川政七商店 東京本店に配属。現在に至る。

中川政七商店の
本気に惹かれた

僕は今、中川政七商店 東京本店の店⾧を務めていますが、実は、新卒で入社して初めて配属されたのもこの店舗なんです。他のお店を経験した後、好きだった東京本店に自ら手を挙げて、戻ってきました。

東京本店は、ブランド共通の企画展の他にも、独自の企画展を開催する店舗。ただ商品が並べて売るというだけではない、自分たちでお店に変化をつくり出すことができることに、やりがいや喜びを感じていました。それに、東京駅のすぐそばという場所柄もあって、つくり手さんや関係者の方々が、顔を見せてくださることもある。そういう意味でも、少し特別な場所です。

もともと工芸が大好きというわけでも、接客を仕事にしたいと思っていたわけでもありません。僕が就職活動をしていた頃は、地方創生とか、地域活性化なんていう言葉が盛んに使われていて、ちょっとしたブームのようになっていたんです。ただ、中川政七商店のことを知るにつれ、ここはちょっと違うぞ、本気だぞと思うようになりました。「日本の工芸を元気にする!」大きなビジョンに向けて揺るがないという、その姿勢に共感したんです。

社内公募のプロジェクトで
直面した、大きな壁

入社以来店舗に立ち、1年半後には店⾧に。転機になったのは、2年目の時です。直前にさんち修学旅行で訪ねた三重県菰野町が、博覧会というイベントの開催地に挙がっていたんです。社内公募でメンバーを募集しているのを見て、「これは絶対にやりたい」と立候補しました。思い出すのは、力不足で悔しかったことばかりですけど。

東海市という、東海3県のものづくりに携わっている方に出店いただくブースをつくって、最初はそのブースのリーダーに挑戦しようということになったんです。ですが、一緒にやっていたメンバーの中に普段から近い仕事をしていた方がいて。よく状況をわかっているし、進めるのも上手だったんです。一方の僕は、普段は販売の仕事をしているので、全く経験がないことばかりで。

もちろん、経験がないからこそ挑戦したらいいし、思い切ってやってみればよかった。でもいつの間にか、できる相手に頼り切りになってしまったんです。すごく勿体無いことをしたと、反省しました。

さらに僕は、出会ってすぐに自分のことをオープンにしていけるタイプではなく、会う回数を重ねるたびにじっくりと交流を深めて、仲を深めていくタイプ。責任者のサブという形であればいいけれど、知らない場所に入って、責任者としてイベントを成功させる上では、いかに早く自分のことを知ってもらうのかも、大切になってくると痛感しました。

いつかまた博覧会のようなプロジェクトに関わり、リーダーを務めるためには、自己開示も、超えなければいけないことだと思っています。

本業から離れるからこそ、
見えることがある

でも、よかったこともあります。菰野町の人たちに、「中川政七商店の人」ではなくて、「大倉」として認識してもらえる関係になれたこと。毎月、菰野を訪ねる度に、いろんな人と密にコミュニケーションをとることを心がけていたし、今このプロジェクトで何が必要かを、しっかり考えることはできました。

そして何より、菰野町が自分にとって、もうひとつの故郷になった。これは大きな財産になりました。先日も、僕がいない時に、菰野町の方々がお店を訪ねてくれたことがありました。「お店に立ち寄ったよー」というメールへの、「先に言ってくださいよ!お会いしたかったのに」という返信。こんな風に、あたたかい関係が今も続いています。

遠く離れた東京の店舗に立っていても、つくり手さんたちのことを身近に感じられるようになったのは、菰野町の皆さんとの出会いのおかげです。

博覧会プロジェクトの他にも、経営とブランディング講座など、チャンスがあれば積極的に参加するようにしてきたのは、視野を広げるため。自分の仕事にグッと集中して試行錯誤することももちろんいいけれど、職場を離れて他のことを学んだり他の人と話したりすることで、本業での課題解決の糸口が見えてくることってあるから。だから、いくら本業が忙しくても挑戦の機会だけはずっと持ち続けています。

店舗づくりに正解はない。
店⾧として奮闘する日々

とはいえ、本業での悩みは尽きることはありません。初めて店⾧を務めた店舗では、「みんなが気持ちよく楽しく働ければ、結果は後からついてくる」と信じて、とにかくスタッフさんに気持ちよく働いてもらうことに集中してきました。そして実際に、結果もついてきた。

でも、店舗が変わった今、ただ、みんなに気持ちよく働いてもらうだけでもダメなんだという壁に直面しています。当たり前のことですが、店舗はどこも同じじゃない。規模やお客様の層、これまでの店⾧さんが作ってきた雰囲気……たくさんの要素が絡み合って、結果が出るんですよね。

東京本店は東京本店なりの、結果の出し方がきっとある。今はそれを探しているところです。大きな店舗というのは、どうしても僕ひとりでは目が行き届かない。全員で協力して、ひとつのチームになっていかないといけないのかな。

だからまず、僕がスタッフの皆さんを信頼して任せることかなと思うんです。当たり前だけど、僕ひとりではお店はつくれない。お包みが上手なスタッフさん、困っているお客様に気づくことが上手なスタッフさん……それぞれに得意なことはあるし、そういうよさを、どんどん自分らしく発揮してくれた方がいい。

なんでも店⾧が決めて指示を出すのではなくて、みんなが自分で考えてお客様と向き合える方が、楽しいしやりがいもあるじゃないですか。チームづくりはまだまだこれからですが、東京本店らしいお店をつくっていけたらと思うんです。

試行錯誤のお店づくりにおいて実感するのは、会社のビジョンや方針が、自分にとって大きな拠り所になっていること。時代の流れとしては、インターネットでものを買うことは主流だし、実際の店舗で接客を受けることを、面倒だとネガティブに捉える人も少なくないと思います。でも中川政七商店は、「接客を大事にしている」と堂々と掲げ続けて、決して揺らぎません。

だからこそ僕も、会社のビジョンに身を任せて、日々の仕事に没頭できるんだと思う。お店の運営や個人的なスキルアップ、悩みは尽きないけれど、「自分が進んでいる方向は間違っていない」という確信をもって奮闘できるって、何よりも幸せなことですよね。

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