2018年 準社員・アルバイト入社

和田 理沙子 準社員

接客の仕事は楽しい、
中川政七商店の商品が
大好き

私は元々、中川政七商店のファン。だから、求人を目にしてすぐ、「ぜひここで働きたい」と応募したんです。お客さんだった頃から、品揃えの多さは魅力のひとつでしたが、働く側に回るということは当然、商品の数だけその背景を理解しなければいけない。どの商品も素敵なので、全く苦ではないんですが、とにかく必死で目一杯。新しい商品は続々と到着するので、当然今も勉強は継続中ですが、最初は全てがはじめてで、本当に大変でした。

でも、販売する側の立場になっても、中川政七商店の商品が大好きという気持ちは変わっていません。そして改めて、接客の仕事は楽しいなと実感しています。新商品が入って来れば、誰より先に目にすることができるし、その商品が持つストーリーを知ることができる。すごく幸せな仕事なんですよね。商品たちをお客様におすすめできるというのもまた、嬉しいことです。

商品はどれも素敵なので、一番を選ぶのは難しいですが、TO&FROというブランドの商品が大好きです。カラフルなナイロン素材のバッグやポーチが揃っていますが、とにかく軽くてコンパクト。小さなバッグにも入るし、旅行に持っていくと、不要な時は小さく、必要な時には大きくなって賢いんです。そうやって、いちファンとして商品を購入する喜びも、引き続き味わっています。

「接心好感」は、簡単じゃない

販売の仕事は今回が初めてではなくて、学生時代のアルバイトを含めると、経験は4年ほど。お客様と一緒に悩みながら、ギフト選びに寄り添うことは、どこで働いていても変わらないかなと思っています。商品を選ばれる際のコミュニケーションはもちろん、お包みも丁寧に心を込めて。

「わぁ、可愛い」「すごく綺麗」とお客様が喜んでくださると、格別に嬉しいですね。あれもこれもと、長く迷われたお客様が満足した表情で帰ってくださった時は、私も同じように満足感を感じる瞬間です。

とはいえやっぱり、中川政七商店の接客は難しい。中川政七商店では「接心好感(せっしんこうかん)」といって、お客様の心に接し、お客様との間に好感が生まれる接客を大切にしていますが、「接心好感」は簡単ではありません。

商品一つひとつにお伝えしたいストーリーが詰まっているからこそ、どのタイミングでどのストーリーをお伝えすることがよいのか、選ばなければいけない。お話をしすぎて押し付けがましくなっては意味がないですし、お客様が何を求めているのかを見極めながら、一番喜んでいただける接客をしたいなと思っています。

まだまだ、知識が行き届かない商品もあるので、そういった商品について質問をいただくと、お客様に満足いただけるご説明ができなくて。そうすると当然、「だったら、もういいわ」と会話は膨らまずに終わってしまう。いい表情でお帰りいただけない時には落ち込みます。

でもそんな時は、商品のことを勉強し直したり、スタッフの皆さんに話を聞いてもらったりして、また気持ちを切り替える。色んなことがありますが、笑顔で「いらっしゃいませ」とお声がけをする。「私はお店の看板娘だぞ」という気持ちで店頭に立つ毎日です。

迷っている
お客様の背中を、
ひと押ししたい

働くようになって、改めて知ることになった、中川政七商店の魅力もあります。それは、年中行事を大切にしていること。これだけ季節に応じたしつらいを大切に、お客様に提案し続けているのは、中川政七商店だけじゃないかなと思うほど。

進物用の熨斗やお包み用の資材も、とても細やかです。過去の職場でももちろん、進物のお包みは経験がありますが、資材を用途に応じて揃えているお店は、なかなかないんじゃないかなと思います。例えば、お祝いごともお悔やみごとも、共通して白い箱でもいいじゃないですか。なのに、内側が赤色と薄墨になっているお箱を用意している。こういった細やかな心遣いも、中川政七商店らしさではないかなと思うんです。

こんな風に、たくさんの魅力を自分自身が感じるからこそ、お客様と楽しいお話ができたなというだけでは、やっぱり物足りないというのが、本音です。もともとはお客様に積極的にアプローチができるタイプではありません。でも、迷っているお客様の背中を、ひと押しして、お買い上げいただきたいと思うようになりました。これは、ここで働くようになってからの変化ですね。

だってやっぱり、中川政七商店には良い商品が揃っているから。押し付けがましくはならないように、でも、勇気を持ってひと押しすることで、お客様と商品をつなぐ役割になれたらと思うんです。

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